いつもより色の濃い世界
5ヶ月ぶりの更新。
去年も冬の間は更新がぴたりと止まっていて、
どうやら自分は冬になると行動面でも脳内でも活動量が落ちるのだなぁと、
パターンが判ってきた。
COVID-19が猛威を振るい、
世界中で情報が錯綜し多くの人が精神的・経済的な不安に晒されている。
私はというと、
いつになく心穏やかに過ごしている。
志村けんさんなど著名で偉大な人の死、
政府のリーダーシップの欠如、
それぞれの主義主張の対立...
哀しく、残酷な世界に映ることもある。
パンデミックとなったことで、
皮肉にも人類は今、
国境を越えて一つの事象を共有しているようでもある。
感染症や世界恐慌、戦争の脅威など、
あまりにも大きく目に見えるプレッシャーによって、
いわば強制的に既存のシステムが否定され、
これまでとこれからの社会のあり方について、
今までの価値観を手放して考える他ない。
その中で、
長く抑圧されてきた“声”、
そして長く隠れていた、人々が生きる上での本質的なテーマが炙り出されているようにも思える。
ただ破壊の後には再生があり、
むしろ破壊なくして再生は無い。
その再生が誰にとっても良いものになるかは分からない。
自分が予想した通り、期待した通りの未来になる保証はないし。
良くも悪くも、
命や生き方、
お金や時間といったものに対して哲学的に個々人が内面を見つめ問い直す時なのかもしれない。
心穏やかに、
争いに参加せず、
自分を護り、
それぞれにとっての答えを追求すること。
今きっと大切なのは
それくらいのことなんだろう。
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