私が嵌まった海外ドラマ5選~暇しかないならこれを観ろ~(後編)

前半では私が観た海外ドラマを3つご紹介しました。

後半2つは、私が最も好きだった2作品です。

そして2つとも、主人公が犯罪に手を染めるドラマです。アメリカって悪のヒーローみたいなの好きなのかな?



④デクスター

放送年:2006-2013

IMDb評価点:8.7点

<シーズン1あらすじ>

“冷凍庫キラー”と称された犯人による奇怪な連続殺人事件がマイアミで発生。デクスターの秘密を知るらしき殺人鬼は、まるで彼を挑発するかのように犯行を重ねていく。一体、“冷凍庫キラー”の正体とその目的とは……? (映画レビューサイト「Filmarks」より)

<コメント>

私はこの後⑤に紹介するドラマを観るまで、この作品が海外ドラマの中で一番好きで、

これ以上のドラマはないとまで思っていました。

ただ、今この作品はレンタル屋でもあまり置いていないところが多いかも知れないです。

アメリカではかなり評価が高く、有名なドラマですが、

日本ではヒットしませんでした。それ以上に、悪影響だからでしょうか。

まぁ、悪影響かもしれません(笑)血が嫌いな人は観ない方が良いです。

この作品にもしBGMが無かったら、ただのホラーであり、ただの衝撃映像です(笑)

視聴者を引かせないように、ユーモア要素やポップな演出で絶妙なバランスを保っているように思います。むしろ明るいドラマ?な一面もある。

主人公デクスターの行為を肯定するわけにはいきませんが、

彼は犯罪者であると同時に色んな顔を持っており、そんな彼の内面の声を聴くことが私は好きでした。

価値観が揺さぶられる、“危険な”ドラマです。

登場人物ひとりひとりのキャラクターも面白く、魅力的です。

特に主人公の妹デボラ役のジェニファー・カーペンターの演技力は、シーズンを重ねる毎に異彩を放っていると私は思いました。



⑤ブレイキング・バッド

放送年:2008-2013

IMDb評価点:9.5点

<シーズン1あらすじ>

主人公のウォルターは冴えない高校の化学教師だが、自身が末期がんに冒されていることを知った後、新しい人生に目覚める。かつては成功を嘱望される化学者だったウォルターだが、今はやる気のない高校生に授業を行うかたわら、洗車のアルバイトをして家計を助ける身。妻のスカイラーは、eBayでの売買でほどほどの稼ぎを得ていた。息子のウォルター・ジュニアは17才。意志の強い若者だったが、脳性まひに苦しんでいた。家族に残せるものがほとんどないことに気がついたウォルターは、新しい人生の目的に目覚め、愛する家族に財産を残すため犯罪に手を染めていく。 (Amazonより)


<コメント>

ブレイキング・バッドは、「21世紀最高のドラマ」と言われています。(あと80年もあるのに!!笑)

このドラマを観るまではデクスターが私の人生で最高のドラマでした。

ですが今となっては、ブレイキング・バッドに勝てるドラマは私の中でもありません。

エミー賞というアメリカのドラマに対する賞があるのですが、

ブレイキング・バッドは、作品賞 (2013、2014)、主演男優賞(2008、2009、2010、2014)、助演男優賞(2010、2012、2014)、助演女優賞(2013、2014)、シングルカメラ編集賞(2008、2009、2014)、脚本賞 (2014)を受賞しています。

IMDbの評価点9.5からも、その異常なまでの評価の高さがわかると思います。

終了につれて尻下がりになるドラマが多いと言われる中で、

ブレイキング・バッドはシーズン5まで尻上がりに面白さを増していきます。

シーズン1,2で離れていく人も多いのですが、1,2から観ているからこそシーズン4,5で心を揺さぶられます。

何がそんなに面白いのか。それはもはや観てくださいとしか言えないのですが、

一言で言うならば「愚かさ」でしょうか。

デクスターと同じで、この主人公の行為を肯定するわけにはいかないのだけど、

その人間性に嵌っていってしまう…という面白さがあります。

「はっ!いかんいかん、俺ウォルター好きになっとる!」と何度思ったか。

脚本も、脇役の演技も、終わり方も、

全てが素晴らしく、

まさに文句のつけようがないドラマです。



最後に


ドラマや映画に、フィクションを求めるか、リアリティを求めるかというのは人それぞれで違うんだろうと思います。

日常を忘れたくて観てるのに、人間の葛藤やドロドロした部分なんて見せられたくないという人には今日挙げた作品はオススメできません。

ゾンビやバンパイアの見た目としての怖さではなく、一見普通に生活している人間に隠れているゾッとする怖さがかなり描かれているのが③~⑤です。


私はどちらかというと作品にリアリティを求めます。

非日常的な設定に思える作品の中にも普遍的な人間のテーマが見えるのが好きです。


日本の地上波では放送できないようなバイオレンスも多分に含まれています。

多くの海外ドラマには、いわゆる“グロい”シーンもあるので、そこはご留意ください。


それから、私が色んな海外ドラマを観てきて今思うのは、

銃社会の恐ろしさですね。

人の命は、人の指の力だけで奪われるものなのかと考えさせられます。



以上、5つの海外ドラマをご紹介しました。

なんだか怖さばかり強調してしまった気がしますが、

どのドラマも脚本が面白いので飽きさせません。

視聴率が悪ければ打ち切られるという環境ですから、そりゃ質も高くなりますよね。


1話完結タイプのドラマしか観たことないけど、続きがみたくてとまらなくなるようなドラマが観てみたい!という方は是非観てみてください。

24やダメージはシーズン毎で一応区切りがあるから良いかも。


とまらなくなって実生活に支障が出ても責任は取れませんので悪しからず。


タイトルにつけたとおり、

“暇しかないなら”

これを観ろ!です。



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