自分の中の名曲3選

昨日、断捨離をしていましたら、
懐かしいMDやCDが出てきました。
細長いジャケットのCDに至っては懐かしいというより、
古墳を発掘した感覚なのですが...(笑)

MDの一つを聴いてみまして、
もう10年以上も聴いていない曲なのに口ずさめることに驚きました。
10代の頃に聴いていた曲というのは、
身体に染み着いているものですね。



そういえば先日、「人生で思い入れのある曲」
について、人と語り合ったばかりでした。

今日は自分の人生に深い関わりのある3曲を選んでみることにします。


【1.ワールドアパート/ASIAN KUNG-FU GENERATION】

自分の中学・高校時代と言えば、アジカンでした。
周りはなんとなくアジカン派かバンプ派の二つに分かれていたような気がします。
みんな、どっちも好きでしたが、
自分は専らアジカンが好きでした。
そんなアジカンの曲の中で一番衝撃を受けたのがワールドアパートです。
当時、スクールオブロックというティーンズ向けのラジオ番組(今でもやっているようです)をよく聴いていまして、
その日はアジカンの新曲がラジオ内で初公開されるということで、ワクワクしながらラジオを録音したのを覚えています。
初めに聴いた時の印象は、正直なんだこれ?でした。なんか、微妙というか、
荒い感じがしたのです。
ですが、何度か聴いている内に、
3度目くらいだったでしょうか、
音楽!!!っという概念そのもの自体が自分の身体めがけて飛んできて、胸から入って背中から抜けていき、
その後ぷるぷると震えた感覚がありました。
今でも、自分の中ではこれが一番の名曲です。

アジカンは、未だに何が良いのかよくわからないんだけれども、ものすごくいい。

そんなバンドです。作品の良さというのは言語化できなくたって良いと思うのです。



【2.『人間の証明』のテーマ/ジョー山中】

同世代の人間にジョー山中と言って通じる人はまぁいませんが、
自分にとっては多分人生で一番多く聴いたのがこの曲です。
聴いたというより、聞いた、でしょうか。
松本人志と高須光聖の放送室というラジオがありまして、
これが全391回くらいあるのですが、
ニコニコ動画から音源を落として、
ウォークマンに入れて寝れない夜、移動中、大学をさぼって漫画喫茶で、聞いていました。
完全に人生に詰んだ感の漂っていた暗~い時期に、何度も繰り返して、4周はしたと思います。
そのラジオのエンディング曲がこの曲でした。
松田優作主演の映画『人間の証明』のエンディング曲でもあり、この映画は後に観ることになるのですが、
なんというか映画自体はそうでもない感じでした。(笑)
ただ、大好きなラジオの終わりにいつも流れるこのピアノのイントロが大好きで、
ジョー山中のCDを1年くらい前に買って車に置いているくらい、大切な曲になりました。
ダウンタウンは、僕の青春でした。


【3.deep and meaningless/ Rooster】
どれだけ才能があって、どれだけ名曲を歌っていたとしても、世の中に広く知れ渡らないバンドというのは多くいるのだと思います。
Roosterは、洋楽にハマっていた時期にCDを買ったイギリスのバンドです。
結局日本では2枚のアルバムを出したのみで、ファンには惜しまれつつ解散してしまった自分の中では伝説のバンドです。
彼らの曲の中には日本でCMソングになったものもあったくらいなのですが、
自分が一番好きだったのは、そういったメジャーな方の曲ではなく、このDeep and meaninglessというどちらかというとマイナーな方でした。
当時、今もですが、英語の歌詞なんてちゃんと訳して解釈しようとなんてせず、ただメロディーと声が好きというくらいの感覚でしか洋楽を聞いていませんでしたが、
この曲に関しては妙にサビの部分の英語の歌詞がすっと入ってきたのです。
My love for you is deep and meaningless.
深く、そして意味のないものである。
これは人間の色んな感情に言えることのような気がしています。
何度聴いても、心が落ち着くバラードです。



さて、さしあたって今日は3曲だけ選んでみました。
本当はもっと他にも、思い入れのある曲はあるのですが、
超個人的なエピソードが絡んでいたりするものばかりで、書くのが憚りました。

今日紹介した三曲は、単純に耳で聴いて好きな曲ばかりです。

こうだから好きだっていうじゃなくて、とにかく好きだ。っていう。

好きというのに理屈なんていらないと思います。


音楽のことについて、また機会があれば書いていきたいですね。


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